東京家政学院高等学校|デジタルパンフレット
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東京家政学院校歌(讃美歌百十二番) 一、 我等の時こそ 近く来ぬれ心とわざとを    いざや磨かん  いざや磨かん    いざ いざ 磨かん二、 新たに開けし 道は多し正しく選びて    いざや進まん  いざや進まん    いざ いざ 進まん三、 教えは日ごとに ■うまず受けぬ御国と家とに    いざや尽さん  いざや尽さん    いざ いざ 尽さん中学3年生の皆さん、ごきげんよう。いよいよ中学校卒業後の高校進学について真剣に考える時となりました。皆さんは高等学校への進学についてどのようなことを大切にしたいと考えていますか。新しい法律では18歳で成人として認められますので、皆さんが高等学校を卒業する時には一人前の大人として社会生活を過ごすことになります。ですから、3年間の学校生活をどのような仲間とどのように過ごすか、皆さんの生涯にとって非常に大切な時間となります。本校には、この学校で学びたい、学校生活をともに過ごしたいと希望する方々だけが入学していますので身近には心から信頼できる友達が必ずいます。東京家政学院高等学校は信頼できる友達と安心して学校生活を過ごすことができる学校です。本校は、1923年に創設者 大江スミによって開設した家政研究所を前身とし、1948年に東京家政学院高等学校として開校した伝統のある高等学校です。高等学校での学校生活は、中学校までの学習活動で身につけた学力をさらに伸ばし深める勉強とともに学級や学年の仲間と一緒に体験する学校行事や宿泊行事、課外の委員会活動や部活動などの様々な活動を通して、皆さん一人ひとりが自ら自分の可能性をさらに伸ばし、広げる学校生活とすることが大切です。社会で活躍できる知性と品格を備えた女性を育むこと、それが本校の目的です。そのための学びの環境として、少人数制と多様な学習のコースプログラムを準備しています。皆さんの学校生活の基盤となるHR(ホームルーム)活動は20人程度ですが、学習活動の場では皆さんが選んだコースプログラムによってさらに少人数で学びます。週34時間のカリキュラムをじっくりと時間をかけて、しっかりと勉強できますし、苦手な科目も10人程度で勉強しますので教師から懇切ていねいな指導によって確実に克服できるようになります。少人数制で信頼できる友達と学べる環境が整っていますので、集中して勉強に取り組めます。なお、併設大学の東京家政学院大学には希望に応じて内部進学も可能です。本校は、創設者 大江スミの教育理念であるK(知識)、V(徳性)、A(技術)精神を受け継ぎ、知的で品格を備えた仲間とともに充実した学校生活を東京家政学院高等学校で過ごしてみましょう。創立者である大江スミは、東洋英和女学校、東京女子高等師範学校を卒業後、家政学を担う若手研究者として1902年から5年間イギリスに留学しました。産業革命まっただ中の欧州で、家庭の大切さ、女性の社会進出と地位学院の創立者大江 スミ向上の重要性を強く感じ、「新しい時代を支える女性を育成したい」という理想を掲げ、東京家政学院を創立しました。スミの理念は、21世紀を迎えた現代社会においても女性の自己実現の根底をなす普遍的な価値観になっています。学校長佐野 金吾School Guide 202222“家政学の母”と呼ばれた大江スミ校 歌知性と品格を備えた女性を目指してメッセージ

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