東京家政学院中学校|デジタルパンフレット
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東京家政学院校歌(讃美歌百十二番) 一、 我等の時こそ 近く来ぬれ心とわざとを    いざや磨かん  いざや磨かん    いざ いざ 磨かん二、 新たに開けし 道は多し正しく選びて    いざや進まん  いざや進まん    いざ いざ 進まん三、 教えは日ごとに ■うまず受けぬ御国と家とに    いざや尽さん  いざや尽さん    いざ いざ 尽さん小学生の皆さん、ごきげんよう。いよいよ中学校への進学についてきちんと考える時がきました。中学校への進学に向けて皆さんは、どのようなことを大切なこととして考えていますか。中学校生活の3年間は皆さんの心と身体が急速に成長する大変重要な時間です。その3年間を誰と、どこで、どのように過ごすことになるのか真剣に考えてみましょう。東京家政学院中学校では、ほとんどの生徒が東京家政学院高等学校に進学します。6年間の学校生活となりますので、勉強や委員会活動、クラブ活動などの課外の活動に時間をかけてじっくりと取り組むことができます。また、本校で学びたいと思う同じ気持ちを持った人が入学していますので、毎日が楽しく安心して過ごすことができるでしょう。教室での勉強は少人数で学習しますので、皆さん一人ひとりの学習の状況に応じて先生方がていねいに指導します。また、理科の実験や家庭科の調理実習などでは少人数で行いますので、ゆとりを持って集中して活動することができるでしょう。6年間の学校生活とゆとりがありますので、教科をはじめとして様々な活動にじっくりと時間をかけて学ぶことができますし、学んだことについてはしっかりと考え、判断し、自分の意見としてまとめ、きちんと表現する力を必ず身につけられます。本校は、約100年前に大江スミが社会に貢献できる女性の育成のため、学校教育を通してK(知識)、V(徳性)、A(技術)をバランスよく身につけることを目指して開校しましたが、現在も、その志はKVA精神として受け継いでいます。東京家政学院中学校は、将来、皆さんが社会で活躍できる基礎・基本を身につけ、女子校としての特色を生かして知的に、品格をそなえ、思いやりの気持ちを大切にする生徒を育むことを目標とする学校です。創立者である大江スミは、東洋英和女学校、東京女子高等師範学校を卒業後、家政学を担う若手研究者として1902年から5年間イギリスに留学しました。産業革命まっただ中の欧州で、家庭の大切さ、女性の社会進出と地位学院の創立者大江 スミ向上の重要性を強く感じ、「新しい時代を支える女性を育成したい」という理想を掲げ、東京家政学院を創立しました。スミの理念は、21世紀を迎えた現代社会においても女性の自己実現の根底をなす普遍的な価値観になっています。学校長佐野 金吾School Guide 202226“家政学の母”と呼ばれた大江スミ校 歌じっくりとゆとりを持って、学び続けるメッセージ

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