今日のカセリーヌ

2026年01月19日

今日のカセリーヌ

【中学生】UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)ワークショップ

ごきげんよう。

数年前に本校が参加した、UNHCRによるグローバルキャンペーン「難民と進む20億キロメートル」。保健体育の授業で行う持久走を通して、難民が日常的に直面している過酷な現実に思いを巡らせ、理解と共感の輪を広げることを目的としたこの取り組みです。今日はUNHCRのファンドレイザーである天沼氏をお招きし、ワークショップに取り組みました。

学びをさらに深める機会として、本日は映画『ラジオ・ダダーブ』を鑑賞しました。舞台は、ケニアにある世界最大級のダダーブ難民キャンプ。物語の主人公は、ソマリアから避難してきた両親のもとに生まれながら、国籍を持たずに生きる若い女性です。彼女は、難民自身が運営するラジオ局のジャーナリストとして、気候変動による干ばつなどで故郷を追われた人々の声を拾い集め、その現状と切実な思いを世界に向けて発信していきます。

25分という短編ながら、作品には難民キャンプでの厳しい生活、気候変動がもたらす深刻な影響、そして「声なき人々の声」を届けようとするジャーナリストの強い使命感が凝縮されていました。日本という比較的恵まれた環境で暮らす私たちにとって、決して他人事では済まされない現実を突きつけられる時間となりました。

鑑賞後には、生徒たちから率直な感想が寄せられました。「難民キャンプに逃れても、生きていくこと自体がこんなに大変だとは思わなかった」「難民キャンプは“安全な場所”だと思っていた」「自分たちは困ることなく生活しているけれど、地球の反対側ではその日の食料や水に困っている人がいると気づいた」「戦争などで難民になっている人たちを助けたいと思った」——それぞれの言葉から、映画を通して生まれた気づきと揺さぶられた心情が伝わってきました。

今回の学びを一過性のものに終わらせず、私たちにできることとして「知る・広める・参加する・寄り添う」を実践していくこと。その一歩一歩が、世界を少しでも良くする力になるはずです。新たな視点を手にした今、世界のために自分たちができることは何かを、これからも考え続けていきます。

 

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